Webサイト戦略コンサルティング

[ 編集者:シーライヴ株式会社    2016年12月20日    更新 ]

戦略コンサルティングの必要性

パートナー

 Webサイトは一度構築すると、その後少なくとも数年間はそのコンセプト・仕様で運用され、メディアとして広く一般社会に公開され続けます。Webサイトの規模の拡大にともない、1日あたり、数万人から数十万人が通過していく“ターミナル化”します。

 また、Webサイトのコンテンツ=情報は、自社の主張に偏ることがあります。消費者のニーズは違うところにあるかもしれません。小売店に置き換えると、商品棚がいくら広くても、消費者の求める商品が無い状況が考えれます(ニーズのミスマッチ)。

 さらに、Webマスターなど一部の管理者・関係者だけで意思決定してしまうのは早計かもしれません。現状の分析、強み・弱みを見極めたリニューアルや日常の運用が求めれます。

 これらのことをを有利に導くためには、事前の用意周到な“戦略”が必要です。まさに“彼を知り(敵を知り)、己を知らば百戦危うからず”です。そうした視点から、シーライヴ株式会社では、“Webサイト戦略コンサルティング”を重視しています。

Webサイトのコンサルティングの概略

定量分析と定性分析

Webサイトの戦略コンサルティングでは、“定量分析”と“定性分析” をバランスよく用います。

定量分析とは

 本来は、“定量的研究”と呼ばれます。定量分析は、もとは化学の分野の用語であり、研究対象の試料に含まれる成分量を測定するために実施される化学分析を指します。

 Webサイトの定量分析は、アクセスログデータを中心とするビッグデータをもとに進めます。このときのアクセスログデータを“定量データ”といいます。

 定量データを分析すると、Webサイトの量的な性質を探ることができます。ページビューの多いページ、少ないページ、平均サイト滞在時間の長いページ、短いページ、離脱率が高いページ、ランディング数が多いページ、といった具合です。

 これにより、Webサイト全体の量的、数値的な性質をとらえることができます。私たちが健康診断で血液検査を受けることに類似するところがあります。

定性分析とは

 定量分析と同様に、定性分析は本来は“定性的研究”と呼ばれます。こちらも定量分析は化学の用語で、研究対象の試料の成分構成、つまり性質を明らかにすることを指します。そこで集められたデータは、“定性データ”といいます。

 Webサイトの定性分析は、アクセスログデータのような数値による分析に対して、Webサイトのユーザである利用者の感想や評価を対象とします。

 Web業界の専門家が、Webサイトの仕様設計やデザイン、ユーザビリティを決める際に用いる仮説や経験則は主にこの定性分析に属します。

 ファッションチェックやインタビュー、ケーススタディなども定性分析に属します。

戦略的Webコンサルティングの実際

 シーライヴ株式会社の戦略的Webコンサルティングには、主に次のような分析・診断項目があります。

*Google Analytics によるアクセスログ分析
*ベストプラクティス分析(競合他社分析)
*現状Webサイト利用評価分析
*Google検索分析
*SWOT分析(強み・弱み分析)

 また、分野別の専門領域に特化したコンサルティングメニューもあります。

・セキュリティ診断(ペネトレーションテスト)
・デザイン・配色評価
・システム性能評価
・コンテンツ分析・診断
・エラー・リンク切れ調査

 これらの分析・評価・診断を柔軟に組み合わせて、Webサイトの価値の最大化、ハイパフォーマンス化のためにどのような課題があり、どのような対策・打ち手があるのか、そしてそれを実現するための処方箋(実行のための具体的なToDoへの落とし込み)までを実施します。

 このような精密なWebコンサルティング手法が、当社の高品位なWebサイト構築・運用の基礎力となっています。また顧客からの支持もここに集約されます。

Webサイトのコンサルティングの目指すもの

 これまでの説明で述べたような戦略的コンサルティングを実施した場合、必ずいくつかの課題があぶりだされてきます。完璧な人間がいないように、完璧なWebサイトもまた存在しません。

 しかし、分析・評価・診断結果がすべてだとも考えません。それは私たちが人間である以上、ペーパー上の分析・解析だけでは解明できない課題や問題点、それは、歴史や伝統と一体化していることや、消費者や現場へのインパクトが大きすぎること、政治的・社会的に解決が困難なこともあるからです。

 そこで、当社では、緻密な分析・評価・診断を実施しながらも、一方でこうした歴史的・伝統的・社会的・政治的な要素も取り入れ、総合的に判断し、お客さまに提言します。もちろんこれにはお客さま自身の協力も必要です。

 実際のコンサルティングのゴールとは、分析・評価・診断をして答えを出すことではなく、この過程において、実現可能なToDoと、そうでないToDoに分類していくことにあります。

 ようは、お客さまとともに分析・評価・診断のプロセスを体験することにより、意思決定や選択と集中を協働で実施するところに当社のコンサルティング品質の強みがあります。

 コンサルティングは決して“魔法の杖(つえ)”ではありません。これはWebサイトの価値やパフォーマンスを最大化していくためのスタートでしかなく、そのスタートを最大化し、良好なパートナーシップを開拓することが最大の目的といえます。

シーライヴ株式会社の戦略的Webコンサルティングのさらに詳しい情報は、下記の関連リンクからご覧ください。