多言語サイトの構築・運用

[ 編集者:シーライヴ株式会社    2015年09月17日    更新 ]

実は日本語のコンテンツが重要

 “多言語ウェブサイト”には多くの誤解があります。たとえば、 “多言語ウェブサイト=外国語”と思われがちですが、これは一面しか意識されておらず、決して多言語サイトの全体像を表してはいません。あるいは、英語や外国語に堪能な自社スタッフがいないとできないとも思われがちです。

 世界中の消費者やWeb訪問者は、あくまで自分のニーズに合った“良質な情報リソース”を捜し求めてインターネット上を検索しています。ですから、まずは、その消費者やWeb訪問者のニーズにマッチした情報リソース、すなわちコンテンツを用意する必要があります。

 そして、それはそもそもの日本語コンテンツ(日本語の原稿)の品質が高く、充実していることが求められます。つまり、日常的に日本語のコンテンツの品質が低く、不十分なウェブサイトでは、多言語サイトに進出する以前の問題といえます。

 多言語サイトの鍵は、これまでに積み上げてきた日本語コンテンツの充実にこそ見い出されます。これを経ずして多言語サイトだけを一朝一夕に用意しても、世界中の消費者やWeb訪問者のハートをつかむことは困難だと考えます。以外にも、日々の日本語コンテンツの実績に答えがあります。

どのように企画・計画するのか

 先にも述べましたように、多言語サイトの鍵はこれまでの日本語サイトのコンテンツの実績にあります。それが、深く取材され、書き下ろされたオリジナリティあふれる情報リソースであるほど効果的といえるでしょう。

 そうした観点から、当社では、現状の日本語サイトの分析・整理・改訂から着手し、多言語サイトの企画・計画を実施する場合もあります。これはお客さまの実情に応じてケースバイケースです。

 下記の図は、中規模程度の多言語サイトを想定したときの企画・計画フローです。

多言語ウェブサイトの企画・計画フロー