AWS,GCP,Cloudn 構築・運用

[ 編集者:シーライヴ株式会社    2015年11月30日    更新 ]

AWS(Amazon Web Service)の特長

 AWSは、アメリカのワシントン州シアトルに本拠を置く Amazon.com, Inc. が提供するクラウドコンピューティングサービスの名称です。 2006年にサービスが開始されました。

 世界的に著名なECサイト“Amazon”運用のノウハウが活かされている点が最大の魅力です。リージョンも東京以外に、シンガポールをはじめ、北米、ヨーロッパ、豪州など豊富に用意されています。

 先行者だけあって、いまでは数十のサービス、約1000近くのサービス・機能がリリースされており、他のパブリック・クラウドに比べて、サービス種の豊富さには定評があります。

 日本でのサポート内容・技術情報の多さにも定評があり、現在ではパブリック・クラウドの代名詞ともいわれ、企業がクラウド化を進める際には、有力候補として常に名前があがるほどメジャーとなりました。

GCP(Google Cloud Platform)の特長

 GCPは、アメリカのカリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置く Google Inc. が提供するクラウドコンピューティングサービスの名称です。2013年にサービスが開始されたため、比較的新しいといえます。

 最大の特長は、全世界で提供されているGoogleサービスそのものと同様のプラットフォーム(コンピューティング、ストレージ、回線などの基盤)が利用できることです。回線基盤や各種サービスの起動時間・処理能力・バックアップ性能などがGoogleサービスで培ったノウハウが凝縮されていると、謳われています。

 また、Gmail, Googleカレンダー, Youtube, GoogleAnalytics など、豊富なアプリケーション群との連携にも威力を発揮します。

 いまでは、AWSと双璧をなす選択肢のひとつなっています。ただし、英語によるサポートが基本のため、AWSに比べると、日本国内での導入率は低いレベルにとどまっています。

Cloudn(NTTコミュニケーションズ Cloudn)の特長

 Cloudnは、日本に本拠を置く NTTコミュニケーションズ株式会社 が提供するクラウドコンピューティングサービスの名称です。 2006年7月にサービスが開始されました。

 国内の基幹通信網運用の実績やデータセンタ運用のノウハウを活かして、コストパフォーマンスを意識したサービス群が提供されています。

 また、国内のリージョンも東日本・西日本と2箇所を選択することができ、外資系パブリック・クラウドにはないきめ細やかなサービスを展開しています。北米にもリージョンがあり、国内2箇所・北米で冗長化を図ることも可能です。

 主に日本企業の利用シーンを想定しているだけあって、サポートが充実しています。

 クラウド・サービスを活用したい企業でも、情報ポリシー・セキュリティポリシー上、海外にサーバを設置することや、外資系ベンダーにデータを預けることに難がある場合、国内最大手の情報通信社が提供する Cloudn が有力な選択肢となります。

*AWS,Amazon Web Service は、 Amazon.com, Inc. の登録商標です。
*GCP,Google Cloud Platform は、 Google Inc. の登録商標です。
*Cloudn は、 NTTコミュニケーションズ株式会社 の登録商標です。